「ああ…」


見慣れた長身。 二度と、もう二度とあえないと思っていた。
僕は君に最期までついていくことは出来ないのだと。


「嘘、だろう?」


消えないでくれ。僕が触れても、消えないでくれ。
腕を掴んだ確かな感触。
あたたかい。あたたかい。彼は、生きて、ここにいる。


「−−−君って奴は!」


酷いじゃないか。
僕はもう諦めていたのに。酷いじゃないか。


「まったく、君って奴は。ああ、もう、君は…」


何を言っているのだろう。
ただ嬉しくて、嬉しくて、視界が歪んだ。


「…お帰り。お帰り、デイヴ」






君となら、きっとどこへだって行ける。






08/06/23  あやふじ

−ハルとデイヴ。