| 足下からの視線にスネークは首を傾げた。ジョンがじっとこちらの顔を見つめているのだ。 頬にくっきりと残るケロイドは見ていて気持ちのいいものではないだろう。 「…痛い?」 しかし、少年から放たれたのは拒絶の言葉ではなかった。 外を歩けば不自然に視線を逸らされる顔をじっと見つめる目に、嘘も誤魔化しもない。 「いいや、もう大丈夫だ」 だから微笑んだ。安心したように頷いた少年は、リビングのソファに座るジャックに視線を向ける。 怪訝な顔と目があって、スネークは笑った。 「パパもね、大怪我したんだって。でも、もう痛くないって」 「そうか。…ジョン、パパは好きか?」 その問いかけに、少年は一瞬だけ目を見開いて、満面の笑顔を見せた。 「うん!強くて、カッコよくて、僕のヒーローだもん」 「でもね、ママには勝てないんだよ」 |