「…3発かぁ」


 構えていた銃を下ろしたジョニーは、深々と溜息をついた。
人型の中心付近に三つの穴。あとはどこかに外してしまったのだろう。


「はぁ、こんなんじゃ…」


落胆の滲んだ言葉の最後は弱々しく消えた。ようやく、彼女と共に仕事ができるのに。


「はぁ…」


 こんなんじゃ、振り向いてはもらえない。


「なに辛気くさい溜息ついてんのよ、アキバ!」
「た、隊長!」


 心臓が飛び出るかと思った。
思わず声が裏返った。おまけに派手に噎せてしまい、彼女は不思議そうに首を傾げる。


「またやってたの」


 視線の先には上出来とはいえない成果。


「俺、足手まといですかね」


 メリルは有能だ。エドも、ジョナサンだって。


「そうね」


 がくり、と肩が落ちだ。
お前は戦争屋なんか向いてないよ、と言っていたのは誰だったか。


「でも、私のチームに役立たずはいないわ」
「隊長?」
「分析とトラップはアンタの専門じゃない。確かに足手まといだけどね、役立たずを置いておくほどうちは人材に困ってないわ。何を落ち込んだのか知らないけどね」
「隊長…」


 これが、惚れた人だ。
あの極寒の地から、ずっとずっと想い続けてきた人だ。強くて、優しくて、どこか寂しい。


「隊長、俺、頑張りますよ!」
「そ、妙な無茶しないでよね」


 いつか貴女の隣で、貴女と共に戦えるように。





貴方の隣に居続けるための、






08/08/11  あやふじ

あやふじさんGJ!リクエスト通りのジョニメリでしたありがとう〜。