「…3発かぁ」 構えていた銃を下ろしたジョニーは、深々と溜息をついた。 人型の中心付近に三つの穴。あとはどこかに外してしまったのだろう。 「はぁ、こんなんじゃ…」 落胆の滲んだ言葉の最後は弱々しく消えた。ようやく、彼女と共に仕事ができるのに。 「はぁ…」 こんなんじゃ、振り向いてはもらえない。 「なに辛気くさい溜息ついてんのよ、アキバ!」 「た、隊長!」 心臓が飛び出るかと思った。 思わず声が裏返った。おまけに派手に噎せてしまい、彼女は不思議そうに首を傾げる。 「またやってたの」 視線の先には上出来とはいえない成果。 「俺、足手まといですかね」 メリルは有能だ。エドも、ジョナサンだって。 「そうね」 がくり、と肩が落ちだ。 お前は戦争屋なんか向いてないよ、と言っていたのは誰だったか。 「でも、私のチームに役立たずはいないわ」 「隊長?」 「分析とトラップはアンタの専門じゃない。確かに足手まといだけどね、役立たずを置いておくほどうちは人材に困ってないわ。何を落ち込んだのか知らないけどね」 「隊長…」 これが、惚れた人だ。 あの極寒の地から、ずっとずっと想い続けてきた人だ。強くて、優しくて、どこか寂しい。 「隊長、俺、頑張りますよ!」 「そ、妙な無茶しないでよね」 いつか貴女の隣で、貴女と共に戦えるように。 |